2010年02月13日

サラリーマン川柳に潜むもの

「ダメ親父」は道化にとどまるか

 サラリーマン川柳と言うものがある。

 第一生命が募集し、テレビでも盛んに採り上げられる季節の話題だ。

 作品の中では一貫してサラリーマン(男性社会人)の悲哀が詠まれる。

 会社や家庭で虐げられ苦しむ惨めさが誇張され、表現される。

 私が記憶する限り、このサラリーマン川柳がテレビで批判されたことはない。

 ちろん生命保険会社の莫大な広告宣伝費がコメンテイターの口をふさぐと言う要素もあろうが、それにしても皆一様に「共感」や「同情」を口にして応援しているように感じる。

 何を応援しているのかと言えば

 例えばサラリーマンが哀れむべき存在であり続けること。

 自虐と共感の予定調和であれば何もいちいち文句を言う筋合いのものではなさそうだが、本当にそうなのだろうか?

 数十年前『ダメ親父』というアニメ番組があった。

 詳しい中身は覚えていないが異常な暴力妻に虐げられる親父の惨めな人生を描いた”笑えない”アニメだった。

 なぜ笑えないかと言えば、それは最近のドラマで言えば『小公女セーラ』の「いじめシーン」そのもののような、まるで救いのない、人間の醜さ、浅はかさを感じさせる光景が繰り返されていたからだ。

 いじめが残酷なのは、助けようとした者がまきこまれいじめられることによって、助けるものがいなくなり、人と人とのつながりの希薄さを認めざるを得なくなり、あらゆるおためごかしを剥ぎ取られた後に冷たく澄んだ復讐の感情が切っ先を顕すからであろう。

 自分なら、こんな妻は殺すな、…数十年前に私はそう思った。


男性マゾヒズムの未来



 最近ではまた「勝気な妻」がブームのようである。

 しかし流行はほぼ戦後と同時に始まったものだ。

 日本人はパンストなみに女性が強くなることを承認した。

 要するに表向きはかかあ天下の方が夫婦円満なんだ、という予定調和、犬も食わない内側の理屈、家共同体、夫婦の寝室のルールが堂々と世間に見せられるようになった。

 「タメ親父」は殴られて快感を感じている変態

 お小遣いの値上げを妻に懇願するサラリーマンは家畜化を望む変態


 ごく冷静に受け止めれば、そのように理解されるわけだが、日本全体でそんな変態性向、一種のマゾヒズムという倒錯を奨励する風潮というのは、一体なんなのだろう?

 誰がどんな得をするのだろう?

 
  つづきはまた。゜

 
 
 
posted by uj at 09:50| シドニー | Comment(0) | TrackBack(0) | 禁じ手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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